ツバメが低く飛ぶと雨(5月)
私達の身近にいる動物の動向による天気のことわざは各地方に数多くあるが、その中でも鳥類が多い。これは一般に目につきやすいためでもある。
良く言われ、代表的なことわざに
「ツバメが低く飛ぶと雨」
逆に
「ツバメが高く飛ぶと晴れ」がある。
ツバメをはじめ鳥類は自然と共に生活をしているため、時には厳しい暴風雨や強風に見舞われる。このようなときには安全な場所に身をかくさなければならないので、悪天をいち早く察し、生命を保障するためにエサを蓄えなければならない。鳥の天性とでも言うのか悪天に向かう気象を体で覚えており、この気象を条件になるとエサを捜し求める。このため、地上附近の低いところで良く飛びまわるところを、観察し、統計的に生まれたことわざである。
他の一説には天気が下り坂になれば上空から風が強まってくるため、天高く飛ぶことが困難となる。また、悪天に向かう時は、当然、湿度が高くなり、地上附近にツバメのエサである小さな虫達が集まりやすリやくなるためとも言われている。
よく見かけることわざに、ひばり、すずめをはじめとして数多くあることわざは気象学的に説明が出来なく、利用価値の少ないものも多く、意味のないものがある。
例えば、「もずが鳴くと雨」「もずが鳴くと晴れ」のように占い的なことわざも多いので、参考にするには注意が必要。
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