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2006年9月18日 (月)

朝霧は晴天・夕霧は雨(10月のことわざ)

 秋が深まりを感じる10月の信州は夜霧、朝霧、夕霧が目立つ季節になる。霧に覆われた朝は林や家並みが、いかにも幻想的でロマンチックなものである。霧は歳時記で秋の季語である。霧の発生頻度を見ると高原地帯は夏に多くなっているが、信州の平野部や盆地ではこの10月から11月にかけて年のほぼ半分が2ヶ月間に発生して、まさに霧の代表的な季節である。

 さて、霧についてのことわざはどの地方にも一つや二つはある。信州全般に「朝霧は晴天」「夕霧は雨」と言われている。朝霧とは放射霧であり、この原因は秋の移動性高気圧に覆われた夜から朝方ににかけて、穏やかな晴天となるため放射冷却で気温が下がり大地が熱を大気に放射する時霧が発生する、これが朝霧や夜霧と言われる。また、信州には大きな河川が多くあるので、川に沿っても霧が発生しやすく、これを川霧と言っている。気温に比べて川の水温が高いので、川からの水蒸気が湯気のように白く見える。千曲川沿いの地方には霧のことわざが多い。

「朝霧が川の上に立ち上れば晴れ」(信州千曲市)

「朝霧が川を覆って瀬音が静かになれば晴れ」(信州飯山市)

「朝霧は鞍を置いて待て」(須坂市)

「川霧の早く来る年は雪が早い」(信州中野市)

 この朝霧・川霧は太陽が昇れば消え、日中は気温が暖かい良い天気になる。霧に包まれるの1時間から2時間であり、長くても約3時間程度である.。川霧について注意して見ていると気象学的におもしろい。

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