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2006年9月17日 (日)

女心と秋の空

「天高く馬肥ゆる」秋は、春と同じく年のうちでも,快適に過ごせる気候である。しかし、暖候期から寒候期への変わり目であるため、梅雨と同じく雨季と呼ばれる「秋の長雨」があり、また、台風も来襲するアクシデントにより、梅雨に次ぎ雨の多い季節であり複雑な天気を示す。

9月になると夏の間日本列島を覆っていた太平洋高気圧が衰え、代わって乾いた空気を持つ移動性高気圧に覆われる頻度が多くなる。このため、南風も弱まわって、信州など海抜の高いところは朝晩はめっきり涼しくなり、木や野菜には露が目立つ。それでも9月中旬頃までは時には太平洋高気圧が盛り返し、日中は30度を越す残暑に喘ぐこともある。こんな季節は朝型の冷気で寝冷えを起こし風邪をひく人が多いから注意が必要。

 さて、秋の最も注意すべきは台風である。
台風は熱帯地方に発生する低気圧であり、年間27個くらいが発生し、日本に来襲するのは3から4個が平均とされ、9月が多くなっている。昔から立春から数えて210日目に当たる9月1日、あるいは220日目の9月10日は台風が来襲する頻度が多と恐れられているが、統計上では9月中旬頃が一番来る傾向である。9月下旬に来襲する台風は規模が大きく非常に強いのが多く、大きな被害をもたらすので警戒を要す。例えば、昭和33年9月26日の狩野川台風、また翌年の史上最大の死者約5000人を出した伊勢湾台風がある。大きな災害を起こす台風は210日よりも9月16日から26日頃で、年によっては多少ずれるが、農家にとっては収穫期であり、一応の目安として注意が必要である。

9月も中旬を過ぎると太平洋高気圧の勢力の後退で、つゆ明けの時に日本の北に北上していた前線は再び日本の南岸まで下がってくる。このため9月中旬から10月中旬の約1ヶ月は秋の長雨の時期である。以前は秋霖(しゅうりん)と言っていたが、現在は当用漢字の制限もあり「秋の長雨」に統一されてきた。関東地方は秋雨前線の影響と台風などによる湿った空気が流れこみ、つゆ期よりも雨量が多くなっている。この秋はつゆ期と共に水害の多い時期である。今年は9月上旬の「秋の長雨」も顕著に現れ、9月17日は台風13号(940hpa)非常に大きな台風が九州に接近している。

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