気象神社物語(8-2)
気象にまつわる神社(その2)
「幣立神宮」
熊本県上益城郡山都【やまと】町(旧名:阿蘇郡蘇陽町)にあり、旧蘇陽町は九州の「へそ」と言われるところで、九州のほぼ真中に位置する、やさしくて爽やかな風が吹く優しい町です。幣立神宮は、元伊勢宮として、祖神を天之御中主とする日の神をおまつりしています。世界の全ての神は天之御中主から生まれたとしています。世界の人々は日本から生まれたものとして、世界の人類を示す「五色の面」が納められています。
幣立神宮
祭神は神漏岐命・神漏美命【かむろぎのみこと・かむろみのみこと】である。両神は古事記で有名な天照大御神よりかなり以前の神で人類の平和を願い火の玉に移ってここ幣立の地にご降臨された宇宙からの神なのだという。ほか大宇宙大和神【おおとのちおおかみ】、天御中主大神【あめのみなかぬしおおかみ】、天照大御神を祀ってある。
しかし、社殿は錚錚【そうそう】たる神々のそれとはふつりあいなほど小じんまりとしたものです。
また、幣立神宮内には「東の宮」があります。.
「東の宮」(幣立宮HP参照)
ここは天児屋命、風の宮大神、雨の宮大神、火の宮大神、をお祀りしてあります。天児屋命は祝詞や言霊、出世の神ともされ、この「日の宮」の初代神官とも言われます。風、雨、火の大神様は自然界の発動源を司る神様でありまして、まさに龍神様の御働きであります。阿蘇の地を、風を起こし雨を降らせ火を燃え上がらせ、永年に渡りご守護される神様であります。
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